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研究要旨


塗工式防水透湿紙開発研究
                        
平成12〜13年度
 従来紙素材への防湿性の付与は、フィルム素材の溶融ラミネート加工が多用されていたが、近年、資源保護やごみ処理の課題から、使用後に製紙原料として利用可能なリサイクル対応型・調湿機能性などを有する各種防水透湿紙を塗工技術を用い開発することとした。生分解性樹脂エマルジョン単独塗工では、防湿・耐水性の期待できなかったが、これにワックスエマルジョン及び無機系充填剤を添加することで、防湿性は向上した。また、生分解性樹脂エマルジョン塗工紙の熱処理の方法を検討した結果、脂肪族ポリエステル系樹脂では、防湿性は低下したが、デンプン脂肪族エステル系樹脂では、樹脂の融点以上の高温においてより高い線圧での熱処理を行うことで、塗工層の緻密化が促進され、防湿性が向上した。




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